2月3日(金)、4日(土)の二日間、中小企業人材確保推進事業の一環として当組合より9名が熊本県へモデル企業見学会に行ってまいりました。初日は熊本県菓子工業組合の堤理事長と浅井専務理事のご案内で、鰍ィ菓子の香梅さんと潟tジバンビさんの工場を見学させていただいた後、熊本県菓子工業組合さんの事務所を訪れました。元喫茶店でモダンな佇まいの組合事務所では、北川副理事長と事務局の野田さんに迎えられ、雑談も交えながら熊本県菓子工業組合の現状や方針等、参考になるお話を聞かせていただきました。熊本大分合同懇談会は終始和やかなムードで、当組合にとって、とても有意義な時間となりました。
二日目は、朝から再び堤理事長に川尻までご案内していただき、瑞鷹(ずいよう)酒造さんを見学しました。川尻では北川副理事長の地元ということで、川尻史跡めぐりにご引率いただき、和菓子のふれあい工房という地元の大事な催しが行われていて大変ご多忙中にも関わらず、各所では丁寧でわかりやすいご説明をしていただきました。熊本県菓子工業組合さんのこれ以上ないおもてなしに感謝致します。最後に阿蘇郡にあるワタナベ商店さんを訪れ、先に見学した近代的な設備の企業とは対照的に職人さんが手作業でほとんど仕事を行っているところを見学しました。
なお、今回見学させていただいた企業では、ご案内及びご説明を担当された方はもちろん、お会いした従業員の方全員が気持ちのよいご挨拶と大変丁寧なご応対をして下さいました。香梅さんでは従業員の方が出産後に職場復帰した場合に安心して仕事が出来るようにと工場の敷地内に託児所を設ける等、若くて優秀な人材を大切にされている姿勢が窺えました。社員教育ももちろん大事ですが、従業員が少しでも働きやすい環境を造ることでお互いに信頼関係が生まれてくるのだと改めて感じました。また、工場見学中に「どんなに機械化が進んでも、やはり肝心な作業は人間でないと無理」というお言葉をお聞ききし、信頼のおける従業員がいて、初めて企業は成り立っているのだと再認識しました。おかげさまで、中小企業人材確保推進事業を進めていく上で多大な成果を収めることが出来ました。ご協力を頂いた皆様に感謝致します。
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